
こてつの高濃度ビタミンC点滴療法についての備忘録です。
字ばっかりなので興味ない方はスルーでどうぞ。
高濃度ビタミンC点滴療法とは、ものすごく端折って説明すると、血液中でビタミンCが高濃度になると過酸化水素が発生し、この過酸化水素は正常な細胞には影響なくがん細胞だけに強い障害を与えるという事で、抗がん作用を期待できるという物です。
ありがたい事に、抗がん剤のように激しい骨髄抑制や吐き気などの副作用がない事が特徴です。
詳しくはこちら ⇒ 高濃度ビタミンC療法(ペットビレッジ動物病院HP)
抗がん剤との併用もでき、こなつのリンパ腫治療に取り入れようかと考えていたのですが、それよりも先にこてつに必要となりました。
こてつの場合、手術で取れるような癌ではない為、今週金曜日に行う手術についても、今後小腸が閉塞した時を想定してバイパスを作っておくという、あくまでも対症療法だと言われています。
それでも、そのまま憎い癌細胞達を見過ごしておきたくはありません。
せめてヤツらの増殖を抑えたり、QOLを維持できるものならばという願いで、ケンヤちゃんが積極的になってこの高濃度ビタミンC療法を取り入れる事にしました。
それと腫瘍認定医I種のE先生には、こういう免疫療法的なものは否定されるかなと思ったのですが、「あぁ、いいと思います」と予想外に賛成してくれたのです。
E先生の知り合いの方(人)がやっているそうで、体調がいい事を実感されているそうなのですね。
まあ、余命1ヶ月と言われたこてつだから、すがれるものはすがってみたらという事かもしれませんが・・・。(ひねくれてるぞ、わたし)
ただ、2005年に最初にアメリカで論文発表されたというこの治療、まだ新しいのですね。
そのため日本中でも取り入れている動物病院は数少なく、現在調布のP病院まで通っています。
この治療は週2回行う事が理想なのですが、週末池尻とのハシゴはともかく、平日に調布まで行くのは厳しい。
そこでホームドクターのA病院に相談したところ、方法を教えてもらえれば対応すると言ってもらえました。
同じようにP病院に相談すると、必要な薬剤や方法などを快く伝授してくれたのです。
なんて心の広い病院なんだー!ブラボー!!
先生もイケメンだし、いい病院です♪
とは言え、ビタミンC注射薬そのものは、よそへ譲渡できないそうなので、入手するには個人輸入する必要があります。
ちなみに日本製のビタミンC注射薬は、防腐剤が入っているので使えないとか。
なんで防腐剤の入ってないものが日本に無いのだー。
個人輸入についてはケンヤちゃんが手配していましたが、届くにしてもまだ先になるでしょうから、しばらくは調布に通う事になりそうです。
現在までに、こてつは3回点滴を行いました。
通常、初回低用量から初めて、6段階濃度を濃くしていくのですが、こてつの場合時間がないので、3回めの時は1段飛ばした濃度で行っています。
さらに、この治療を始める前には必ずG6PD検査をする必要がありますが、年末にかかっていて検査機関が休みに入ってしまっていた為、こてつは検査後回しでスタートさせてしまいました。
もしも先天性G6PD欠損症だと、高濃度ビタミンCを投与する事で溶血性貧血を起こすと言われているのですが、確率は3000頭に1頭、、、こてつはそんなにクジ運良くないよね、と一か八かでありましたが、今まで無事でよかったー。
4段目の濃度まで行っても大丈夫なので、もう検査もしないつもりです。
検査料18,000円が浮いた~♪・・・あわわ
もしもこの治療を考えている飼い主さんは、ちゃんと検査をしてから進めてくださいね。
今後こなつも考えているので、こなつは検査してからにしようと思っています。
ビタミンCの効果ですが、目に見えるものではないので、ぶっちゃけ良く分かりません。
でも、点滴した日は帰ってきてからずっとオモチャを離さないくらい遊んでいるので、もしかしたら元気を後押ししてくれているのかもしれません^^


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