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こなつ初めての月命日

4月28日。

こなつがお空で輝くスターになって、一ヶ月が経ちました。
はじめての月命日です。

この一ヶ月が、まだなのかもうなのか、なんだかよく分かりません。
シュナっちの結石騒ぎでバタバタしているせいもあり・・・。

もしもこなつにそっくりの子犬が、道をふらふら歩いていたら、間違いなくさらう保護するなあ、とは思うけれど、でもやっぱりこなつがいい。

会いたい、抱っこしたい、撫でまわしたい、チューしたい。

そんなことばかり思っています。


一年前のこの日は、何をしていたかと思ったら、チーバくんに会ってました。

 ◆April 30, 2014 こなっしーvs.チーバくん


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と、おNEW服のモデルをしてもらっていました。

このことはブログに書いてなかったので、本邦初公開!


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こなつ御用達ブランド 「pignon mignon(ぴにょん みにょん)」 さんのルビーパンツです。

ムームーみたいでとってもかわいいのです♪


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おしりおっき


だれ?

夕涼みのおばちゃんが着てるみたい、とか言うのは!



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この日満開だったモッコウバラ、今年もボリュームたっぷりに咲いています。

でもモデルさんがいないんじゃ、撮る気も起きないよ・・・こなちゃん。

めそめそ。


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めそめそにふさわしく、『犬 思い出・ペットロス』カテに参加デス。
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シュナくん、退院延期・・・

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シュナくん、カメラを向けるとカメラ目線キメます。

お耳が聞こえてないわりには、お上手♪



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ハナミズキが咲きかけ。

今がハナミズキ盛りのわが家なので、これを撮ったのは10日ほど前のことです。


これもしっかりカメラ目線だな(汗)



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おばたん!!どですか?!


・・・はいはい、カメラ目線はもういいから。
もうちょっとバリエーション豊かな表情がないと、モデルの世界はきびしいよ!
超一流のスターワンコを育てたおばたんについてこれるかい?!
(↑誰?)



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このときはほとんどが蕾だったモッコウバラも、今が見ごろでまっ黄色になってます。

今年はこてこながいないからな・・・シュナっちにでもモデルしてもらおうと思っていたのに・・・。



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帰るー帰るー帰るーーーーー!!!


実はシュナくん、退院が延期になってしまいました。

予定では、昨日、尿道に入れていたカテーテルを外して、ちゃんとオシッコが出ることを確認したうえで、今日退院でした。

ですが、オシッコが出ないのです。
レントゲンを取ると、尿道に石が2個詰まっていました。

手術後のレントゲンでも石が1個あると言われていたけれど、2個?
さらに見落としがあったってことか??え??

ヤブ医・・・いやいや、ホームドクターも、このままでは帰せない、もう少し預からせてくださいと、入院が延長になりました。

1個石があっても、オシッコが出るなら退院させて、それからセカンドオピニオンしようと思っていたけれど、退院もできないとなるとどうしたものか。
このままあそこに預けていても解決するのか。

だいたい、もう少しっていつまで?
石が膀胱に戻せてから再手術になるとして、ずっとシュナくんは入院のストレスを抱えなきゃいけないの?
今でも帰る帰るって鳴いてるのに。

早急に他の病院を探さねば、と思うのでした。
泌尿器系に強いお医者さん、関東にいませんかね。


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まさかの闘病カテ早期復活・・・(汗)

シュナっち、結石手術を受ける

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昨日の朝のシュナっち。

ごはんください、とストーカーしてきました。


でもごめん、今日はゴハンもお水もないんだよー。





前回、ブログ完結か?!ってな勢いで書いたのに、普通に始まってすみません。
しかもシュナネタだし。
しかも闘病カテは卒業したってのに、早速闘病記録であります。


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そうなのです。

シュナくんのお腹から、宝石・・・もとい、結石を取る手術を昨日行ったのです。

先週の段階では、高齢だし2度目になってしまうし、できればだましだまし犬生全うするまでいこうか・・・くらいの考えだったのです。
でも、今週になって血尿はでる、立ち上がった拍子にシッコが漏れる、そうかと思えば、散歩中早々にシッコが出なくなって、いくら足を高くあげて何度マーキングしても1滴も出ない・・・みたいな事態に。

ホームドクターに相談して、こう頻繁だと安心できないし、と手術に踏み切りました。


昨日の朝、病院に預けてから仕事に行ったのですが、奥に連れていかれながらひゅーんひゅーん鳴いてました。
がんばれーシュナっちー!


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そして仕事が終わって駆け付けてみると、これがシュナの膀胱から取れた石です。

いや、こんな地味すぎる色の石、指輪にしたくないわー。
どうせならダイヤ産んでよ。


と、冗談言ってる場合じゃなく、手術ははっきりいって失敗でした。



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モアレがひどいですが・・・術前のレントゲン。

膀胱内でこの日は結石直列している様子。



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そして術後のレントゲン。

膀胱内の石は無くなりましたが、矢印のところ、陰茎骨の近くに石があるじゃないですか。
こんなところに石が残っていたら、いつまた詰まるか分かったものじゃなく、全然安心できないんですけどー!


先生の説明によれば、手術で仰向けにするときか、膀胱を取りだしたときに、膀胱内にあった石が尿道を伝って入ってしまったのではないか。
でも、尿道口からカテーテルを入れているので、普通であれば狭い尿道をカテーテルの脇をすり抜けて石が通るスペースなんてあるはずがないんです。
起こりえないことが起こってしまった。

だそうです。

は?


言い訳がましい説明はいいから、この石どうしてくれんだよー。


こてこなが小さい頃からお世話になってよく知っている先生なので、こっちも遠慮なく言わせていただくぞー。

シュナの膀胱は、内側がぼこぼこになってひどい炎症を起こしていて、いわゆる膀胱炎の状態。
石がなくなって膀胱の炎症が落ち着いたら、なぜか広がっている尿道も狭くなってくるのではないか。
そうなったら、カテーテルを入れて残っている石を膀胱まで押し戻し、あらためて手術をするか。

でも尿道が広がっているのは、膀胱炎とは関係あるのかな。
炎症が起こっていたら、狭くなるのが普通。

それにまた全身麻酔して腹を切るなんて、シュナに負担じゃないかー。

なんともかんとももやもやした気持ちで話をしていて、しまいには先生も「ヘタな手術して申し訳ない」と口走ってましたがね。

こなつの治療を池尻に変えた経緯をよーく思い返せば、もっとよく考えるべきだったと、自分の判断を悔みます。
セカンドオピニオンをするべきだったか。
でも、以前もここでシュナは結石の手術をしているし、正直言えば結石の手術くらいとタカをくくっていたんですね。
ほんとに自分に腹が立つー。

いや、決して悪い先生じゃないんですけどね。
話しやすいし、熱心ではあるし。
こてこなのフィラリアの薬をもらいにいくと、お願いしなくても爪切りしてくれたし。(それフォローか?)



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今日のシュナっち。

ご飯もu/dをしっかり食べているようで、顔を見せると「帰る帰るー!!」と大騒ぎでした。

あとここで2つ寝たらおうちに帰れるよー。


昨日は、家に帰っても部屋の電気はついてないし、迎えに来てくれる子もいないし、誰の気配もしなくて部屋がしーんとしていました。
あ、犬がいない家ってこんななんだと愕然として、ボロボロ泣けてきました。
こてこなが来てから、こてつの、こなつのお迎えを受けるのが当たり前になってました。
毎日、毎日13年間・・・。
その存在を失ったこと、こてこながいない現実にあらためて気づいてしまったのです。
シュナがいたから、そこから気を逸らせていただけだったみたいです。
と同時に、シュナにすごく助けられていたんだな、ということにも気づきました。

今も、誰もいない部屋でひとりでパソコンに向かっていて、なんだかすごくつまらないです。

こてつに、ボールボール!!って催促されるのも、
こなつの、おひざー!おやつー!ってワガママをきくのも、
めんどくさーいと言いつつ、幸せだったなあ。

シュナー、早く帰っておいでー。
おばたんはきっと前よりもやさしくなるぞー。


ちなみに、ケンヤちゃんは出稼ぎで今週もずーっといなかったのです。
でも明日からGW恒例のロンバケスタートですって。
シュナが帰ってきたら、看護係決定。

ブログひとくぎり。ありがとうございました。

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リンパ腫の治療にあたって、避けて通れないのは、治療費の問題だと思います。

一体どれくらいかかるのか。
愛犬がリンパ腫と宣告され、治療をするにも費用が気になる方も多いと思います。

最初にホームドクターからは、一ヶ月10万くらいと言われました。

そしてこなつの場合。
3年4ヶ月の闘いが終わり、決算してみれば、350万円。
だいたいそんなものでした。

抗がん剤休薬中は一息つけますが、治療中は月10万いかなければ御の字。
昨年10月からのレスキュー治療に入ってからは、副作用の為に予定外で病院に行くことも増え、まさにうなぎのぼりとなりました。

こなつの全治療記録、治療費を表にしているので、興味がある方は<more...>を開いてみてください。
こなつ、本当にがんばったんです。



サプリやフードもこだわったので、128万ほど。
トータル478万は、高いか安いか。
きっと犬を飼ってない人から言わせれば、ムダ金なのでしょうね。
でもこれで3年4ヶ月という貴重な時間をこなつと過ごせたのだから、もちろん生きたお金だと思っています。


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だって、治療を経過して2年以上経っても、この笑顔を見れたんだもの。
去年の今頃のこなつの笑顔です。
この笑顔のためなら、いくらだってプライスレス・・・!


あ、だめだ。

このキラキラな笑顔を見ると泣ける。



リンパ腫治療中、先輩ワンコたちのブログにとても助けられてきました。
ブログを通じて、一緒に闘病する仲間もできました。

抗がん剤のこと、副作用の乗り越え方、フード、サプリ、治療への向き合い方、再燃したときの気持の持ちよう、抗がん剤が効かなくなってきたときの焦り、そして、リンパ腫の最期をどう迎えるのか・・・。
事あるごとにネットで検索しまくりました。
そこで少しでもいい情報を見つけることが、この3年4ヶ月の間のわたしの心の安定剤だったように思います。

こてつとこなつが並んで走っている姿を指して、ケンヤちゃんがつけてくれた『side by side』というタイトル。
ホームページ時代からだから、12年近くこてこなの日々を綴ってきましたが、今では主役がふたりともいなくなっちゃいました。

突然お出かけブログから闘病ブログに変わってしまったけれど、こてつの闘病も、こなつの闘病も、こてこなの誇らしい歴史のひとつです。
こてつやこなつの闘病が、少しでも参考になればいいし、リンパ腫だって楽しく3年以上闘病できるんだと、少しでも希望をもってもらえれば嬉しいです。

だから、このブログはずっと残します。


いや、ほんとは、主役が舞台を下りてしまったからすっぱり止めようかとも思ったんです。

でもこてこなの事を語るところが無くなるのは、きっと耐えられなくなるだろうな。
こてこなの事を考えていられる場が欲しいな。
なんでもいいからこてこなに携わっていたいな。

そう思って、誰も見てなくてもいいから、続けようと思いました。

書きます、って言ったきり書いてないお出かけとかね。
まだ生きてるのか?!って錯覚させちゃうくらいネタはありますので、そんなのをぽつぽつとアップしていこうと思っています。
気が向いたら、のぞきにきてくださいね。


でもまずはひとくぎり。



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今までこてつとこなつをかわいがってくださって、本当にありがとうございました。

心から感謝します。




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今ごろこてこなは、こんな風なきれいなひろーい空を、またバトルしながらきゃっきゃと走ってるんだろうなあ。。。




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「闘病生活」バナーは、今日で最後。
よかったら卒業記念にポチってしてやってくださいね。
ただ、このカテゴリーでリンパ腫ブログを探す人もいると思うので(自分がそうだった)、籍だけは残しまーす。
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シュナくん、石ができる

先週の水曜日、突然シュナくんが体調を崩しました。

この日は帰りが遅くて10時半くらいになってしまったのですが、まず外に連れ出すと背中を丸めて、足取りもとぼとぼ、ご飯も食べないじゃないですか。

ケンヤちゃんは出張中だし、どうしようと様子を見ていると、息は荒く、断続的に痛みが襲ってくるのか震えるし、いやまさか、これは突然シュナとお別れか?!と思ってしまうほどでした。

夜間救急に連絡はしたのですが、対応悪く、連れていく気が進まず・・・
早く朝になれーと祈りながら過ごした一夜でした。

明け方には息が浅くなって、いやいや、ほんとに覚悟しました(--;


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朝いちばんでホームドクターのところに駆け込んで診てもらうと、結石でした。
左の丸印が膀胱内、右が尿管です。
膀胱内にさくらの花びらかと思った。
1個の大きさが、大体7~8ミリ。
くっきり写っているまわりに小さいのがたくさんあります。


シュナウザーのかかりやすい病気に尿路結石がありますが、シュナくんも結石ができて2010年に手術する事態に陥っています。
それからしばらくは母も療法食をあげていたようですが、気がついたらふつうのゴハンになっていて特に症状はなく、今年うちに引き取ってからも、多少は気にしていたのですが、まあ平気かなと。

平気じゃなかったわけですが・・・。



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カテーテルで膀胱内にぱんぱんに溜まったオシッコを抜いてもらい、その時に、尿管に詰まっていた原因の石を押し戻したので、一応開通はしたかな。
炎症が起きているので抗生剤をもらって帰ってきました。

一晩寝れずに痛みと闘ったので、精根尽きはてて昏々と寝るシュナっち。

人の場合、結石は悶絶するような痛みと聞くくらい、相当痛いらしいですね。
気絶することもあるとか・・・シュナっち、よくがんばったよー。


でも今後が問題。

結石にも2種類あって、ストラバイト結石なら療法食で溶解できるけれど、シュウ酸カルシウムの場合、溶けないので手術で取り除かないといけなくなります。

木曜日の時点では、尿検査で結晶が検出できず、オシッコと一緒に出てきた石を外部に出して検査してもらうことになりました。


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ひと眠りしたら疲れが癒えたかな。

甘やかしでご飯を出前。
さあ、お食べ。


おばたんがやさしい・・・
ボクはもう危ないのでしょうか・・・


なにを怪しんでるのさ、人聞きの悪い!



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ところが、夕方には、またオシッコが出なくなって詰まってしまったのです。

即行病院に行くと、案の定また石が詰まっていて、カテーテルを入れた拍子に開通。
これはやっぱり、手術をするべきか・・・。


幸いその後はオシッコは一応出るようになったので、様子を見ながら過ごし、本日、抗生剤が無くなったので再診に行ってきました。

ラボに出した石の分析も出ていて、やっぱり・・・というシュウ酸カルシウムでした。
てことは、溶けないから、無くすには手術をしなければいけないという事になります。
5年前もそうだったから、覚悟はしていたんだけどね。

でも、2度も同じ場所を切ること、13歳という年齢、、、どうすべきかなあ。


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あ、久しぶりに闘病カテゴリーらしい内容。
けれど、このブログはこてこなの為のブログ。
シュナっちメインにはなりませんので悪しからず。

天使になったミルちゃん

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こなつが旅立って3週間経ちました。
こんなにお花畑だったこなつの周りも、だんだん寂しくなってきていますが、あとからいただいたお花もあって、まだスターのまわりは華やかです。

そう、まだ3週間。


3週間足らずの4月16日の夜、こてこなのガールフレンドで同い年のミルちゃんが天使になりました。

シルバーダップルのかわいい女の子です。
2008年にはじめてお会いしてからのおつきあいだから、もう7年か。
来月14歳なのにベビーフェイスでパピーみたいでした。

 ◆May 23, 2008 新しいガールフレンド♪



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この写真は2011年だから4年前の合同お誕生会の記念撮影。
みんな10歳の大台に入ったお祝いでした。

みんなほんとにいい顔してるでしょ。

 ◆July 13, 2011 10歳のお誕生会withみーたん


この年の秋に、こなつが悪性リンパ腫を発症。
翌年からは体調の様子をうかがっているうちに、お誕生会ができず仕舞いでした。

そうこうしているうちに、2013年6月に、ミルちゃんがまさかの消化器型悪性リンパ腫を発症してしまったのです。
あのときは、飼い主のMIWAさんと会って一緒に泣いたなあ。
でもUW25週プトロコールを乗り切って、その後は再燃もなく安心していたら、昨年10月にリンパ管拡張症を発症・・・。

ちいさな体でがんばって、パパとママと一緒にいようとこれまでがんばってくれました。
MIWAさんもテツヤさんも、ミルちゃんを愛しているのが痛いくらいに伝わってくるからこそ、ミルちゃんもがんばれたんだと思います。
そして先週、家族みんなが一緒のときにMIWAさんの腕の中で安らかに眠りについたそうです。

食べられなくなってからも何日も、ほんとうにがんばりやさんでした。


大好きなミルちゃんのお空への旅立ちに、わたしとケンヤちゃんも立ち会わせていただきました。
みーたん、相変わらずベビーフェイスでやわらかくてかわいかった。


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旅立ちにふさわしい、青空です。

ミルちゃんの住む大好きな横浜めぐりをしながら、楽しく旅立っていったような気がします。

ありがとう、ミルちゃん。またね。


あ、もちろんこてこなにはお迎えにくるように言って、エスコートさせましたよ。
あのふたりで大丈夫なのか、ちょっと不安だけど。

ミルちゃん、こてこなが羽目はずしてたら、関西弁でしきっちゃってね。



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骨すらもかわいいとはほんとに思うことです。

でもブログでお見せするのもどうかと思いますが、どうしてもこれだけは載せちゃおう。


これは何かと言いますと、こなつなのです。
こなつの尻尾の骨。

星の形してるでしょ。


だからスターなんだあ!!


と、妙に感動したのでした。


ちなみにスターこなつさま、葬式代はモデル時代のギャラから払ってくれました。
自分の葬式代を、自分の稼ぎで賄った親孝行な犬は、世界広しと言えどそういないんじゃないかと思います。



もちろんね、ミルちゃんにも星型のお骨ありましたよ。
ミルちゃんもスター、ワンコはみんなスターですね。


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・・・あ、尻尾のないシュナっちなんかはどうなる?

こなつはうちの子

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長年一緒にいると、だんだん呼び名も増えてくると思いますが、こなつの事は最近『ちゃーちゃん』と呼ぶことが多かったです。
全然こなつと関係ないし(^^;
いや、こなつが段々なまって(?)『ちゃー』になったんですが。

で、アフレコつけるとき、ちゃーちゃんからわたしの呼びかけは『akemiー!』と名前呼び捨てです。

決して、ママと呼んでくれてるとは思わなかったなあ。



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常々感じていたのですが、こてつはうちの子、ママっ子という意識があっても、こなつは<特別な子を預かっている>・・・そんな感覚を持っていました。

こなつが亡くなった日に、etsu*ちゃんが電話をくれたときに、そんな話をしていたら、聞いていたケンヤちゃんもそう思っていたと。

だから、こてこなママと言いつつも、こなつからは『ママ』や『パパ』じゃないんです。


その電話のときにetsu*ちゃんが言っていて、妙に納得したこなつの表現が「 欲望の代弁者 」でした。



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こなつって、すごくストレートに欲求を伝えてくるんです。

こてつだったら、「あ、今言ってもムリかな」と様子をうかがうところがあったけれど、こなつはそんなのお構いなしで、自分の欲望にすごく素直。
うらやましいくらいまっすぐ正直に生きてきました。

おかしいけれど、そんなこなつに憧れていました。

だって、自分のしたいように振舞っても、誰からも憎まれない、むしろ愛されちゃうんですもの。



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こなつには、わたし怒ったことないんです。

こなつの欲求に応えること、それが喜びでした。

こなつが笑顔で来てくれると、本当にスターに振りむいてもらえたような気がして胸が高鳴るんです。
ワクワクしたんです。



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多分、わたしが一番、スターこなつのファンでした。

だから、手放したくなかったんです。


でも。
こなつにとって、この地上で特別な存在でいられる時間が終わってしまった。

こなつが亡くなったとき、そう思いました。


こなつが亡くなった翌日、これから空に返すという日。
その朝も、シャワーを浴びながら、やっぱりそんなことを考えていたら・・・



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分かってないでしゅねーakemiは

ちゃーはakemiのこと、大好きだったんでしゅよ




そんなこなつの声が聞こえた気がしたんです。

聞こえた。
絶対こなつが言った。


永遠の片思い、そんな風に思っていたけれど、ちゃーちゃんも大好きって思ってくれていたんだ。

そう気がついたとき、涙がわっとあふれて止まりませんでした。



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いちばん欲しかった言葉をもらえたから、だから、今、自分でも驚くくらいに平気なのかもしれません。

ちゃーちゃんはうちの子。


今そばにいなくても、うちの子ですから。



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たくさん応援ありがとうございます。
ランキングは、ぼちぼち考えます。無くてもいいしね。

3月27日から3月28日へ ありがとう、こなちゃん。

こなつがいなくなって、今日で2週間。

早いかな。
まだ2週間かな。

ランキングサイトからは、そろそろ記事の内容が参加のカテゴリーにマッチしなくなっていくんじゃ、と連絡がきてしまいました。
チェックしてるんですね。
移動先のカテゴリーのおすすめは「犬 闘病記(永眠) 」だそうで、そうかあ・・・。

なんだか、胸がざわざわしてきました。

永眠、しちゃったんだあ。

まだこなつはそばにいるような気がしていたのに、突きつけられた感じ。


ランキングサイトへの参加も、
主役がそろって舞台を降りた後のこのブログそのものも、
この先考えないといけないなあと思っています。


でも、まだね、わたしがちんたら書いているせいで、こなつはまだ幕を下ろしていないので。

もう少しお付き合いください。


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アンコール!
アンコール!!

何度でもアンコールに応えてくれていいんだよー。


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フードファイターが何も口にしなくなって3日目。

お水は飲めるかな?

シリンジで少しずつ口に注ぐと、しっかり舌を動かしてごくごくと飲んでくれました。
えらいよ、こなちゃんー!!





お水を飲むこなちんのムービー。
そんなに悲壮感は漂ってないと思うので、よかったらどうぞ。


このとき、アイスもちょっぴり口にしました。





まどろむ時間。
夜中よりゆっくり眠れています。

お見苦しいもの(雑然とした室内とケンヤちゃん)が映っていますが、これが最後の動画なのでご容赦ください。



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お昼頃、デッキでひなたぼっこ。

今日もこんな時間がもてるなんて、すばらしいギフトをまたありがとう、こなちゃん。


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チュッてしてくれたんです。

嬉しかったあ。

今思えば、この時が最後のチュッになりました。


わたしのよれよれの部屋着がものすごーく残念ですが。。。


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デッキでのお昼寝、気持ちいいね。

このデッキは、ケンヤちゃんがこてこなの為に作ってくれたデッキだもの。

ケンヤちゃんが今の会社に転職する前の1ヶ月半のヒマな時期だから、今から10年くらい前のことかな。
完成して、こてこながワーッと初めてデッキに出てきたときのこと、今でも覚えています。



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こんな風に身体を起こしているだけでも、すごいことだと思うのです。
それくらい、こなつの身体は限界を超えていました。


まったくオシッコが出ないまま2日近くが経っていて、せめてオシッコが出てくれれば・・・そんなことを願っていたら、ちょっぴり出たんです。
わあ!
オシッコ作られてる!
腎臓はまだ動いてるんじゃない?!

そして、3時頃またシリンジでお水を飲んで。

4時過ぎには横になったまま大量のオシッコが出ました。

尿毒症になってしまうことも怖かったので、これにはすごく安心しました。
やっぱり腎臓はまだ機能してるんだとも思ったのです。

でも、こなつは吐きたそうな様子もありました。

前日に打ったセレニアの効果は24時間。
そろそろ切れる頃かもしれない。
どうしよう。
亀戸にも電話したけれど、本当なら金曜日でいるはずの遠藤先生はたまたま不在で、それなら遠くまでいくより、近所の病院でセレニアを打ってもらった方がいいかも。
もしまだ持ちこたえてくれるようなら、グランや抗生剤も。

ケンヤちゃんとそう話して、家の近くの病院に電話して診てもらいにいきました。

また、希望を持ってしまったんですね。
最後の最後で、こなつの身体に針をさし、血液検査もしてしまいました。
結果は、前日よりもさらに貧血は進み、血小板も6.8に下がり、BUNは114に上昇、カリウムも6.0と上昇していました。

セレニアを打ってもらって、皮下点滴をしてもらいました。
グランはなかったので違うG-CSF製剤を打ってもらったけど、必要なかったかな・・・こなつに余計な注射をしてしまったかも。

この病院には2年近く前にこなつを診てもらったことがあって、その頃は赤芽球が血中に多く出て右往左往していた時期。
今思えばなんだったんだろうな、あの赤芽球の出現は。
その頃すでに1年半くらいリンパ腫の治療をしていて、がんばってますねと誉められたけれど、この日も、3年4ヶ月もがんばってきたこと、たくさん褒めてくれました。


夜の7時半頃帰宅し、すぐに昏睡状態になり、ずっとそばについていました。



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カメラの記録だと20時28分のこなつ。

この写真が、スターこなつの最後の一枚となりました。


これからさらにこなつは一晩がんばり、わたしは傍らでうとうとしながら、ケンヤちゃんはずっとこなつの身体を撫で続け・・・。


3月28日の明け方4時22分。
こなつは、ケンヤちゃんとわたしの間でうーんと伸びをして、その波瀾万丈な生涯の幕を閉じたのでした。




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おやすみ。


こなちゃん。






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ありがとう。





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もうちょっと続けさせてもらいます。

3月26日 覚悟の夜

公園で桜を見て帰ってきてから。


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今晩、と言われ、覚悟を決めざるを得ませんでした。
ここまでこなつは十分すぎるくらい頑張ってきたし、最後に桜の願いもかなえてくれたし、もうこれ以上望んだらいけないと思うくらいでした。

残された時間を大切にしないと。
柔らかい撫で心地も、こなつの香りも、温もりも、重みも、マシュマロの抱き心地も、少しでもこの手に残せるように。




こなつが逝くときは家で、腕のなかで、と思っていたので、それからは片時もそばを離れませんでした。

酸素室の中に入っていた方が楽かもしれないけれど、でもそばにいたくて酸素ホースを口元にあてていました。


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こなちゃん、腕枕させてくれてありがとね。


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ケンヤちゃんとも静かなひととき。

昔話なんかもしたりして、こんな時でも笑いが出るくらいだったのです。
笑いと涙と。


落ち着きなく体勢を変えたがるようになり、時々小さく痙攣が起こり、いよいよその時が近いのかと。


こなちゃん、こな、ちゃーちゃん、スター、こなつ
大好き
好き好き好き
かわいい
大好き
ずっと一緒だからね
怖くないよ
大丈夫だよ
こて兄ちゃんいるよ
ありがとう


何度も何度もケンヤちゃんと口にしました。
伝え忘れたことはないくらい。

でもね、こなつ強いんです。
心臓に毛が生えてるよね、ってよく笑ってたけど、その強い心臓は止まりませんでした。

見かねて、「こてつ、早く迎えに来てあげてよ!」と口走ってしまうくらい。

手放したくはないけれど、こなつが苦しむ姿は見たくなかったのです。

何度もお別れかと思ったほどなのに、これだけ頑張ってくれるこなちゃん。
こなつも一分一秒でも一緒にいたいって思ってくれているのかな。

だから。
夜が明けたのです。

こなつ、3月27日も迎えました。


スターこなつはサービス精神旺盛、もう一度アンコールをしてくれるようです。


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ひっぱりまくりですみません。
こなつのこと、どんなことでも残しておきたくて長くなっちゃいます。

3月26日 多機能不全から最後の桜

こなつが逝って10日経つというのに、以前と変わらぬちんたらペースの更新ですみません。

今朝はみぞれが降ってまして、数日のこの寒さで、夜は縮こまってうたた寝しています。
寒いと動きがさらに悪くなるもんで。
最高の犬たんぽがいなくなっちゃったからなあ・・・(涙)

あ、シュナっちはいますが、身体がゴツゴツしてて、触り心地が全然違うー・・・(涙)


話は3月26日に戻ります。

こなつの様子が落ち着いているから、もしかしてと期待を抱いて亀戸動物病院に行ったのです。
酸素室に目張りして、濃度の高い酸素が逃げないようにして、酸素室ごとこなつを車に乗せました。
ふたりがかかりで担いで、うちの狭い玄関をやっとの思いで通したのに、なんでだか結局酸素室の扉を開ける必要があって、みるみる濃度は下がっていきましたが・・・(--)

携帯用の酸素をシューシューとこなつにあてながらの道中となりました。

あ、そだそだ、なんでだかじゃないです。
いざ出発、とこなつを見たら、嘔吐していたのです。
嘔吐の処置をする為に、酸素室を開ける必要があったのでした。

たかだか10日で、そんな大事なことを忘れちゃいかんですね。


亀戸まで、40分足らずで到着。
池尻に比べたら近いし、今までならそんなに苦にならない距離だけど、こなつのこんな状態のときだと、もっと近い病院だったらよかったと思いました。


この日は朝香先生はいなくて、副院長の池田先生の診察。
池田先生は腫瘍科認定医Ⅱ種をお持ちです。

まずは血液検査でしたが、これで少しは良くなっていれば、次の手を打てるかも。
そんな期待を抱きつつ待っていると・・・


結果は残酷でした。


赤血球(550-820) 276
ヘモグロビン(12.6-19.4) 7.4
ヘマトクリット(36.9-55) 19.7
血小板数(8-56) 8.1
白血球(6600-18400) 800
好中球(3000-16300) 600
BUN(7-24) 74
クレアチニン(0.5-1.8) 2.9
無機リン(2.5-6.8) 16.1
GPT(10-100) 101
GGT(0-7) 81
アミラーゼ(500-1500) 2003
リパーゼ(200-18000) 5688.7


多機能不全を起こしています。

おそらくもって今晩か、明日。


そう告げられました。

今思い出しても、この宣告は涙が出ます。

ただ、そうはっきり言ってもらえたことは、覚悟をもたせてくれました。
すでに覚悟はしていたはずなのに、何度も何度も期待をしちゃっていたんです。

こなつとお別れの時間が近づいている。
でもまず気がかりなのは、こなつが苦しまないかどうか。
眠るようにいければいいのだけど。。。
先生に聞いたのですが、多機能不全を起こしているので眠るようには難しい、おそらく苦しい時間はあるでしょうと、言いにくそうに言われました。

この時点で、前日病院でカテーテルでオシッコを抜いて以来、まったくオシッコをしていなくて、腎臓が機能していないらしく、それで気持が悪くて何度も吐くらしいので、せめて吐き気を抑えてあげたくて、強力な吐き気止めのセレニアを注射してもらいました。
それと抗生剤を注射。

どうかどうかどうか、こなつがしんどい思いをしませんように。

それだけが願いでした。


最後に、昨日から後ろ脚に入っていた留置針を抜いてもらいました。
もう何も治療することはないから。
これで長い長い治療は終わりだから。

そんな気持ちでした。


診察室での最後の宣告から、涙は止まらなくて、車に乗ってからも号泣でした。

それこそこれが最後のドライブになるんだと思っていたのです。


最後なら。
最後だから。

こなちゃん、一緒に桜が見たいね。


そんなわがままを口にしてみました。

3日前に都内で桜の開花宣言が出たばかりで、千葉はまだ咲いているところも少ない時でした。
もう夕方の6時くらいで薄暗くなってきたし、冷えてきたし、ケンヤちゃんは、こなつの負担になることはしたがらないし。
無理だなあ。


と、思っていたら、ケンヤちゃんが家の近くの公園の駐車場に車を停めたのです。

そこは、毎年こてこなと一緒に桜を見に来ていた公園。

こなちゃん、桜見れるかな。
でもまだ咲いてないかな。


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咲いてたー!

ソメイヨシノはまだだけど、枝垂れ桜に少しだけど咲いていました!
(あれ?桜だよね?梅じゃないよね・・・大事なとこなのに)


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こなちゃん、見える?

きれいだね。


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スマホだし、薄暗くて画像が悪いけど、胸いっぱいになる一枚です。

こなつと今年も桜を見れました。


こなちゃん、たくさんの夢を叶えてくれてありがとう。


昔、飼い主と犬との関係を占ってくれるという占い師さんにみてもらった時、わたしにとってこなつの存在は、

『夢の広がり』

だと言われたことがあります。


今まで何度もその言葉を思い出すことがあったけれど、この時もそう。
こなつはいつもわたしの夢を、大きく大きく膨らませて叶えてくれるのです。



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これは、3月21日。
亡くなる一週間前に同じ公園に散歩にいったとき。

桜の偵察にいったのでした。

毎年撮っているステージに今年も乗ったよ。


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ヨチヨチ歩きだけど、ご機嫌さんでしっかり歩いてました。


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ああ、ごめん、鼻ピンだあ。


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このときは固い蕾だった桜も、この一週間後のこなつが旅立った日曜日は一気に満開に。


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こなちゃん、自分のための桜カーペットを敷いていったんでしょ。

またひとつ、夢を見せてくれたこなつなのでした。


あ、で、ついもう美しい思い出にすりかえていますが、「おそらく今晩」と余命宣告された辛い夜のことですね。

それはまた次に・・・。


全部語り終わった後にコメントのお返しをしようと思っていると、いつまでたってもお返事できなくてすみません。
こなつにいただいた言葉、すべて嬉しく読ませていただいています。

同じリンパ腫、はたまた違う病気で闘っている子、闘い終えた子たち。
たくさんの思いをありがとうございます。

どの子もみんな本当にがんばったんだろうなあ。
胸いっぱいです。


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3月26日 穏やかな時間-こなつからのギフト

高カリウム血症を起こしたこなつ。
もしもの時を思って家に連れて帰ってきたものの、一晩中息をしているか気になってしかたありませんでした。

それほど息が荒いわけでもなく、逆にこのまますーっと消えてしまいそうで怖かった。

ケンヤちゃんと口々にこなつに「ありがとう」と伝え続けていました。
今まで幸せだったこと、どれだけ言っても足りなくて、何度でもずっと。


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でも、こなつ、強いのです。
朝を迎えることができた。

・・・と思った矢先、嘔吐。


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2度吐いたのですが、ガツガツ食べてくれた2日前の夕飯、あれがまったく消化されずに出てきました。

そして、抱き上げたときに、ぬるっとした感覚があり、見ると右の顎にできていた巨大なしこりに穴があいて、そこから膿が出てきていたのでした。

熱は40.6℃。

9時に亀戸を予約していましたが、嘔吐や膿の処理をしている間に出発の時間を逃し、11時に変更してもらいました。

というか、わたしはもう病院に連れていくつもりが無かったのです。
消化出来ていないものをこなつが出した時点で、すでに覚悟していました。
だから、できるだけ家で穏やかな時間を過ごせることだけを願いました。


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この日はきれいな青空が広がっていて、こなつが落ち着いているときを見計らって外へ。

最後の記念撮影になるんじゃないかという予感で、ケンヤちゃんに写真をお願いしました。
(スッピン、すんません)


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おひざでねんね。

ケンヤちゃん、泣きながら写真撮ってましたよ。


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気持ちいいね。
こなちゃん、笑顔かわいいよー。

ぽかぽかの日向ぼっこができました。


11時の予約もキャンセルした後、11時過ぎに3度目の嘔吐。
また消化できていないゴハン。
こなちゃん、どんだけ貯め込んでたの。


池尻の遠藤先生はお休みの日でしたが、携帯の方にかけさせていただいて、治療をやめる話をしました。

これまで積極的に治療をすすめてきたわが家が治療をやめること、その決断を尊重してくださいました。
こなつちゃん、よくがんばりました、と。


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シコリにできた穴にはガーゼをあてていましたが、膿が止めども無く出てくる。

写真を撮ったときはまだ小さいものでしたが、最後は2センチくらいの穴にまで広がってしまっていました。

そういえば、前日亀戸から帰る前に、シコリに触れたとき、あ、少し柔らかくなってると思ったんですよね。
ミトキサントロンが効いたのだと、単純にケンヤちゃんと喜んだけれど、破裂が始まっていたのだと思い至りました。

悪いのやっつけて追い出したんだよ。
こなちゃん、強いもんね。


いつ、こなつの息が絶えるか、わたしの方が息をひそめて過ごしていましたが、思いのほか呼吸が落ち着いてきたような。



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だから、午後はとても穏やかな時間を過ごせたのです。
こんな時間をもてたのは、きっとこれはこなつからのギフトなんだと思っています。

酸素室のなかだけど、こなちゃん神々しいくらいにきれいよ。


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顔もあげられるし、目力だってあるよね。


ケンヤちゃんは、シコリの破裂に好中球が使われているけれど、もう一度グランを打ってここを乗り切れば大丈夫なんじゃないか、と言います。
そうなのかな。
まだこなつと一緒にいられる時間はあるのかな。

そんな期待を抱いてしまうような午後でした。

だから、夕方、もう一度亀戸に行ってみたのです。
諦めたはずなのに、往生際悪く。
血液検査の数値が少しでも改善されていたら・・・そんな希望をもっていました。


・・・ひっぱっているつもりはないのですが、ここで次回につづきます。


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お世話になった病院に挨拶へ

こなつの最後の3日間、まだ途中ですが、リアルタイム記事をば。
コメントのお返事もほとんどできていないのに、本当にすみません。

今日は、こなつが治療でお世話になった病院に挨拶にいってきました。
いつも池尻、池尻としか書いていませんでしたが、池尻大橋ペットクリニックです。


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2012年1月からこちらに転院したので、3年3ヶ月間、ほぼ毎週通い続けました。
この狭い待合室が、日曜の午前中のこなつの居場所でした。

中学や高校だったら卒業するほどの期間ですよね。
ほんとに、こなつも卒業した気分です。

この待合室には、いつも人もワンニャンもいっぱいで、毎週のように見かけた子、いつのまにか会わなくなった子、いろいろなことを見てきました。


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抗がん剤治療中、こなつがひとりじゃいられないというのもあるし、何よりわたし達も心配でそばにいてあげたかったので、付き添わせてもらえてありがたかったです。


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うん、赤いのが入っていくとしんどかったね。
こなちゃん、がんばってくれたよ。
しんどい時、甘えてくれてありがとうね。
こなちゃんの力になれてると思うと嬉しかったんだ。


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抗がん剤治療の時だけじゃなく、ほぼ毎回血液検査をやったので、通院の日は朝ごはん抜きが当たり前。

いつもおつきあいのこてつも一緒にお弁当でした。


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時には待合室でも点滴しちゃったり。


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そのままお弁当まで食べちゃったり。


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こなつとわたしは、病院の近くで下ろしてもらって先に受付をすませますが、駐車場がないので、ちょっと離れたパーキングに停めてからこてつとケンヤちゃんはやって来ます。
ケンヤちゃんがこてつに、ママが待ってるよと言うと、こてつはいつもダッシュしてきたんだそう。きゅん。


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このときはビンクリスチンを点滴中かな。

抱っこしてというより、オヤツくだしゃいの顔かも。

チビチビとあげながら点滴の時間がまんしてもらってたなぁ。


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こて兄ちゃんという心強いつきそいがいなくなってから、ひとりでもがんばりました。


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治療、検査ばかりで、自分だったらもう嫌だと思っちゃいそうなくらいなのに、こなつはいつも車を降りると小走りで病院に向かってくれました。
入口のドア前に踏み段があるのですが、いつもそこにピョンと前足だけかけて、早く入れてくだしゃいと振り向くのです。
だからお尻を押してあげて、自動ドアを開けてあげるのがお約束でした。

その、ピョンと踏み段に上がる姿に、あ、今日も元気だ、病院嫌がってないね、といつもホッとしていました。

一度も病院に行くのを嫌がらなかったこと。
それが治療を続けられた一番の大きな要因かもしれません。

そして腫瘍認定医Ⅰ種の遠藤先生に診てもらっている安心感。
飼い主側の意向も汲んでくれつつ、主治医として的確なアドバイスと治療方針を示してくれました。
遠藤先生をはじめ、病院スタッフのみなさん、とてもいい方ばかりで、安心してこなつを預けることができて、遠くても通ってよかったと思っています。


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池尻で最後の治療となった3月22日のミトキサントロン点滴中。
いつだって一緒。


今日、遠藤先生にお会いして、お花をいただいたお礼と、この長い闘病生活を支えてくださったお礼を伝えてきました。
遠藤先生から、本当にこなつちゃんはがんばりましたねと言っていただき、本当にそうだなと誇らしい気持ちになれたのです。

こちらでは、悪性リンパ腫でこなつがいちばん長く頑張ったそうです。

3年4ヶ月。
こなつのがんばりがひとつの希望となれますように。

そして、これから悪性リンパ腫が完治する病になってくれると信じて。
こなつの記録をみんなが塗り替えていってくれると信じてます。

今、リンパ腫と闘っているワンコ、ニャンコのみんな、がんばって!!

わたしでよかったら迷ったときには連絡くださいね。


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先生たちとは笑ってお話できたのですが、最後に車で病院前を通ったとき、いつもこなつが歩いていた道、小走りで歩いていた姿を思い出して号泣してしまいました。
もうこなつと歩くことはできないんだなあ。。。

3月25日 病院へ―高カリウム血症

3月25日水曜日。
こなつの最後の3日間の始まりでした。

もちろんこの時は、こなつの命が残り3日間なんてことは分かりませんでしたが、チカチカと警報が点滅していたのは感じていた気がします。

深夜から寝れずにあちこち場所を変えるので、おかしいと思い熱を測ると40℃の発熱。
抗生剤パセトシンを飲ませようと、ヨーグルトに入れてあげると、パクっと食べてくれたので、お代りでヨーグルトをスプーンで4杯くらい。
うん、さすがこなちゃん。

でも、勢いよく食べてくれたのは、これが最後になりました。
伝説のフードファイターの最後の食べ物は、ヨーグルトかあ。

その後は保冷剤をあててずっと抱っこです。
こなつは体調をくずしたとき、ひっそりと隠れずに面倒をみさせてくれるので、やきもきせずにいられます。

朝になってもあきらかに具合が悪そうで、いざという時用にGREEN DOGで買っておいたうまうまフードをスプーンで口元に持っていっても、食べてくれません。
ヨーグルトはどう?
と差し出すと、ぺろぺろっと少しだけ舐めてくれました。


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仕事を休むことには決めたけど、病院はどうしようかな、連れていくのも疲れちゃうかな、と悩んでいるうちに、抱き上げた拍子にオシッコが漏れちゃいました。
そして、へなへなと崩れ落ちて立ち上がれなくなってしまったのです。

すぐに病院に行きました。
こなつの負担を考えて亀戸の方です。


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診察台に乗せても、立ち上がれずぐったりとした感じ。

あ、この下半身、別に腹水がたまっていてこのお腹なわけじゃありません。
こなちん、前日まで食べて食べて食べての生活を続けていたから、ただのおデブです。
病気になっても痩せるどころか、どんどん肥えていったのが自慢ですもん。


痩せてはいないけれど、血管はすでにほとんどの場所が固くなっている為、どうにか針をさせて採血をし、点滴&抗生剤の注射、そして酸素室へと入れられました。

採血の結果は、

赤血球(550-820) 316
ヘモグロビン(12.6-19.4) 8.0
ヘマトクリット(36.9-55) 22.6
血小板数(8-56) 18.5
白血球(6600-18400) 2000
好中球(3000-16300) 1200

好中球が激減していて、グランを投与。
日曜日のミトキサントロンの骨髄抑制にしては、発現が早いので違う原因かも、と。

午前の診療が終わったあとから、酸素室の前で付き添わせていただく事ができました。


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電解質のバランスが崩れていて、この時点で、朝香先生から危険な状態と言われました。
でも、こなつちゃんは何度も危険な状態を乗り越えてきたから、と・・・。

点滴していてもまったく良くなる兆候はなく、仕事中のケンヤちゃんにも何度もLINEを送っちゃって、結局ケンヤちゃんも来てくれることになりました。

15時頃、もう一度血液検査をしたけれど、
白血球 1600
好中球 1300
赤血球 283
カリウム 7

と、さらに悪くなっていました。

このカルウムの数値、その時も先生から不整脈を起こす危険性を言われましたが、後になって調べてみるととても怖いものでした。

高カリウム血症の症状として、四肢のしびれ、筋力低下、吐き気、不整脈、死亡と挙げられます。
原因として、カリウムの細胞外流出が考えられ、こなつの場合、抗がん剤の化学療法による細胞の一斉破壊、腫瘍崩壊症候群から引き起こされたのだろうと思います。

利尿剤など処置を続けていただき、何度も採血してカリウムの数値をみて、少しずつ下がってくれたと安心したのですが、閉院前に最後に血液検査をしたらまた上がってしまっていました。
カテーテルでおしっこを出したけれど、思ったより流れず、既に腎臓が機能をしていないのかもと。


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わたし、この時、何を思っていたのかな。
こなちゃんに回復して欲しい。
でも、ここで良くなったとしても、治療を続けたらまたその段階でこなつが苦しむ。
そう思いとても複雑でした。


夜になり、動かすのも心配ですが、病院内に誰もいなくなるので、もしもの時を思い連れて帰りました。

早速ケンヤちゃんが酸素室を手配してくれていて、車中では酸素ボンベをあてながら、家に帰ってすぐに酸素室へ。


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こてつは意地でもこんなところにははいらねーぞ!と、入れても出てきちゃってたけど、こなつはおとなしく入っています。
高カリウムのため四肢に力が入らないから動くこともできないのです。

時々びくびくっとなるのが、不整脈を起こしているのか。

どれだけこなつが頑張っているのか、、、。

そばにいるよ、大丈夫だよ、一緒だよ、大好きだよ

そう声をかけ続けました。

覚悟はしつつ、でもまだお別れはしたくないという気持ち。
こなつを手放したくない。


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3月24日 最後のトルネード

4月になりましたね。
桜は見に行ってないけれど、家の中はこなつに届いたたくさんのお花が満開です。

こなつの最後を振り返るのは辛いけど、それでもこなつが強くここまで頑張ってきたのだから、最後までしっかり残していきたいと思います。


3月24日、火曜日のこなつです。


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夜、トルネードで遊ぶこなつ。

朝も夜ごはんもしっかり食べて、食後はいつもどおりトルネードを催促してきました。


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この後、シュナっちの散歩には、過保護ケンヤちゃんがスリングで連れ出すのですが、家の近くになると歩きたいと言うので、歩かせたようです。

普段どおり元気でした。




動画でもブヒブヒ聞こえますね。
シコリは限界までふくらんでいたんです。

でも、こんな風に遊ぶ姿を見せてくれているので、安心していました。

ううん、、、ちょっとざわついていました。

いつもはトルネードにおやつを仕込むケンヤちゃんに張りつくのに、このときは、すぐに後を追わなかったり。
トルネードをやっている間も、後ろ足がうまく使えないのかな?と思ったり。

うざいくらいこなつの事を見ているわたしだから気づくくらいのほんのちょっとしたことだけど、あれ?と思ったのでした。

だけど、食欲あるし大丈夫。

そう思いながら一緒に寝て。
そして翌朝。
こなつの体調は一気に悪くなっていたのでした。

つづきます。


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