今回の記録は長いです。
実は、昨日、こなつに生死をさまよわせてしまいました。
顎のシコリは、とうとう5.1×3センチ大にまで腫れました。
さわった感覚だと5センチなんてものじゃない(>_<)
初めての抗がん剤DMACを使う予定でしたが、まずこの腫れを小さくしてあげたいと思い、禁断のL-アスパラギナーゼを使うことにしたのです。
なぜ禁断かと言えば、10月に使った5度目のアスパラで、アレルギー症状が出てしまったから。
投与から1時間くらいしてから顔が腫れ痒がるという症状でした。
なので、次に使うのはもう怖いと封印していたのです。
でもここまで大きくなって、アスパラの小さくする力にすがりたくなりました。
投与前に前回以上に抗アレルギー対策をしておけば、大丈夫じゃないか。
前回と同じ痒みが出るくらいで済むんじゃないか。
そう考えてしまいました。
先生は今まで慎重でしたが、飼い主が使うと言うからには、万が一の為にあらかじめ留置針を入れておきましょう、と投与に踏み切ってくれました。
投与前の血液検査は下記のとおり。
1月18日の血液検査結果。※カッコ内は正常値
赤血球(550-820) 432
ヘモグロビン(12.6-19.4) 9.7
ヘマトクリット(36.9-55) 31.2
血小板数(8-56) 39.6
白血球(6600-18400) 18000
好中球(3000-16300) 15000
BUN(9.2-29.2) 34.6
クレアチニン(0.4-1.4) 0.8
GPT(17-78) 59
ALP(47-254) 1000
夜グーグーと寝苦しそうという話をしたので、肺のレントゲンも撮りました。
異常なし。
そして12時頃、アスパラ投与でした。

BUNが高いので念の為皮下点滴をしている時の写真です。
15分くらいで終わって、その後は異常がでないか1時間くらい待合室で様子を見るのですが、その前に外でオシッコとウンチをさせました。
この時のウンチはいつもどおり。
が、待合室に戻ってこなつをソファに置いたとたん、ブランケットに激しく顔をこすり始めるのです。
顔をみたら腫れ、目の下には陰が落ちていて、慌てて先生を呼びました。
バタバタと診察室に運びいれたら、嘔吐、下痢。
それからは先生方総出で対応していただき、違うステロイドを投与したり、点滴、舌の色をみたら真っ白で酸素を吸入させたり、心電図もとり、こまめに脈をとり、血圧をはかり、体温を測り、、、と、2時間くらいは油断できませんでした。
さらに体液が肺胞に漏出して肺水腫を引き起こす危険もあるということで、付き添いながらも呼吸チェック。

酸素マスクは嫌がるのでこんな形だけど酸素吸入中。
アナフィラキシーショックは発症が非常に急激で、かつ気道の閉塞を伴います。それによる死亡は初期の1〜2時間に起こり、多くは喉頭のむくみや不整脈による心停止などが原因です。さらに重篤な酸素欠乏症と血圧低下によっても起こります。したがって、治療の目的は呼吸と循環を緊急に改善することです。
まずは気道の確保と酸素吸入が重要で、それから輸液および薬剤を投与するための静脈確保が行われます。
(gooヘルスケアより)なるほど、万が一の為に最初から留置確保をしておいてよかったんだー。
血圧低下で血管確保が難しくなるそうなのです。
ショックを起こしてしばらくは、こなつの目に力がなくてもちろん心配だったけれど、それでも命にかかわる事はないだろうと思っていました。
最初はまた痒いだけかなと思ったし、先生達がついているから、注射や点滴で大丈夫なはずと楽観していたのです。
でも入れ替わり立ち替わり容体を診る先生たちの深刻な様子に、ようやく事の重大さが分かったのでした。
どうしよう、今日がこなつと最後の日になってしまうかもしれない。
そう思ったとき、すごく怖かったのは言うまでもありません。
アスパラ投与と決めたわたしの責任です。
こんな突然のお別れ、こなつを苦しめて亡くならせたら一生後悔する。

ショック症状から1時間ほどの写真。
さっき生死をさまよったというのに、お腹しゅきました!とおやつを見てバタバタするのです。
この姿に、こなつは大丈夫だ!と安堵できました。
2時間ほど様子をみて、だんだん舌の血色も良くなってきて、血圧も脈も異常をみせることは無いので、酸素吸入ももう大丈夫でしょうと、通常の診察室に移って点滴を続けることになりました。
ようやく先生達も「あー、ドキドキしたー」と笑顔を見せてくれました。
やっぱり・・・危なかったみたいです。
あ、診察室を移る前に、念の為肺のレントゲンを撮ることになり、ついでに腎臓、肝臓のレントゲンや超音波も確認しました。
最近、こなつのお腹の肥大化が進んでいるのは、よもや臓器の腫れによるものではないかと心配だったのです。
結果、肺は午前中にも撮ったけど、アナフィラキシー後も問題なし。
腎臓、肝臓にも腫れなどは見られなかったそうです。よかった。
ただ、胃壁が少し厚くなっていると言われたけど、大丈夫かな。

しばらくご飯も水もお預けと言われたけど、お腹すいた!でカンシャクを起こしそうなので、ちびちびとオヤツでごまかしつつ・・・の点滴中。

閉院の5時過ぎまで、診察室ひとつを占拠して、点滴を続けました。
酸素をあてていた1時間以上、ずっと抱っこしていたケンヤちゃん、お疲れのご様子。
(なにせ今9キロもあるんです・・・。内臓の腫れを疑いたくもなりますでしょ)
結局、こなつもわたしもケンヤちゃんも、朝から晩まで飲まず食わずでした。
疲れた、、、けど、こなつが生きて一緒に帰ることができて、本当によかった・・・。
先生からも「こなつちゃんは本当に強いね」と言われました。
死に至ることもあるアナフィラキシーショックも乗り越えたこなつ、本当に強い子です。
永遠の命はないと分かっているけれど、こなつだけは不死身だって思いたい。
帰ってから、ゴハンをぺろりと平らげてくれたこなちゃん、これからは<フェニックスこな>って呼ぶよ!
そして、今日もゴハンをぺろっと食べてくれました。
うれしいーーーー!!!
顎のシコリも、すこーし柔らかくなった感触です。
アスパラさん、こなつ、これだけ頑張ったんだもの、もうちょっと頑張って明日にはもうちょっと小さくしてくれるといいなあ。
お願いします!!
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