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リンパ腫治療/L-アスパラギナーゼ投与でアナフィラキシー(10/12)

10月の3連休と言えば、行楽にいちばん最適なシーズンなのに、台風19号のために残念なお天気になってしまいました。
千葉は、夜、これから雨が激しくなってくるのかな。
大きな被害が出ませんように・

そして肌寒い日が続いてます。
こなつの身体を冷やしちゃいけないので、ホットカーペットを使い始めました。
ファンヒーターの登場も、そう先じゃないかも^^;

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(今日の写真は、土曜日に撮ったもの。ゴロゴロゴロゴロしているこなちんです)


さて、昨日10月12日は通院日。

先週シクロフォスファミドを2回飲みましたが、下顎のコリコリは小さくなりませんでした。

計測値、下顎は右 1.6×1.5センチ、1.6×1.0センチ。左 2.2×1.5センチ。
浅頚、膝下は1センチ前後。

誤差の範囲で、微減か維持か、くらいです。
大きくはなってないのが救い。

今さらだけど、こなつは本当にリンパ腫なんでしょうかと、E先生に言ってみる往生際の悪さ。
コリコリが大きくなるのも下顎に限ってだし、血液からと細胞からと2度やった遺伝子検査のPCR検査でも腫瘍性増殖は検出されなかった。
今あるコリコリは、良性の腫瘤みたいなものなんじゃないかと、思いたいわけです。

確定させる為には、シコリを取って検査に出すしかなく、全身麻酔での摘出になります。
全身麻酔のリスクは負いたくないです・・・。

リンパ腫じゃないもんと信じて、抗がん剤を打たずに様子を見るのも、もちろん怖いです。

実際抗がん剤を打って、シコリが小さくなるからには、リンパ腫で間違いないと先生。
抗がん剤で良性のものが小さくなる事はないそうです。
そういえば脂肪腫も小さくならないもんなぁ・・・。

そうこう悩むうちに、血液検査の結果が出ました。


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10月12日の血液検査結果。※カッコ内は正常値

赤血球(550-820) 482
ヘモグロビン(12.6-19.4) 10.2
ヘマトクリット(36.9-55) 33.3
血小板数(8-56) 51.7
白血球(6600-18400) 19400
好中球(3000-16300) 17400
BUN(9.2-29.2) 24.7
クレアチニン(0.4-1.4) 0.9
GPT(17-78) 58
ALP(47-254) 445

数値的には投与OK。

いろいろ悩むけれど、まずは今あるコリコリを小さくさせる為、予定通りL-アスパラギナーゼを投与しました。

そしてまた1日3錠のステロイド生活も再開しちゃいました。
せっかくステロイドをきったこの1ヶ月で多飲多尿も治まって、GPTとALPの数値も下がってきたのに、また跳ね上がっちゃうんだろうなあ。


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さて、今回打ったアスパラさん、副作用にアナフィラキシーがあります。
抑えるために一緒にステロイドを打っているし、念のため1時間ほど様子を見ていたけど大丈夫そう。

で、ランチをしようと代官山のカフェに落ち着いたとたん、こなつが急に顔を痒がりだしたのです。
短いお手手で激しく痒がる姿と、マズルが腫れてきたこと(たぶん他の人には分からないくらいですが)、カフェに来るときもやたらテンション高く走りだしたことなどなど、これはいかん!とすぐにカフェを出て、午前の診察は終わっていたけど病院に電話をしました。

幸い電話がつながって看護師さんに事情を話すと、先生は手術中だったのですが、すぐに来れますか?と言ってもらえました。

代官山にいたので10分弱で病院に連れていくことができて、別の先生に抗ヒスタミン剤と強肝剤を注射してもらいました。
様子見の為、そのまま待合室にいさせてもらって、その間にはすっかり落ち着いてくーすか寝るほど。

よ、よ、よかったー・・・。

注射で奥に連れていかれた時、まさかこのままショックで亡くなってしまったら・・・なんて、一瞬でも考えてしまったのです。


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後で知りましたが、アナフィラキシーには2種類あるのですね。

<急性アナフィラキシー>
抗原が侵入して数分~30分以内に起こる反応です。
ショックと呼ばれる大変危険な状態を示します。
肝臓や腸で血管から血液が漏れ出て、急激に血圧が下がります。最初に興奮が見られ、よだれを出し、嘔吐、脱糞、放尿と続きます。ここで対処が遅れると虚脱、呼吸の低下、痙攣、昏睡へ進行し、死亡する可能性もあります。

<発疹(じんま疹)>
抗原が侵入して30分後~2,3時間以内と少し遅れて出る反応です。
血管から周辺組織に血漿が漏れ出て皮膚に膨疹が出現します。顔面に出た場合はパンパンに腫れて一時的に顔が変わってしまいます。皮膚全体に広がることもあり、ヒスタミンが末梢神経を刺激することにより相当な痒みを伴いますが、生命に関わることはありません。
(アイリスペットどっとコムより)


時間や症状からみて、こなつのは下の発疹なんだろうな。
生命に関わることはないとあってホッとしますが、その後E先生とのお話で、予防でステロイドを打っているのに一度こうした症状が出てしまった為、もうアスパラは使えなくなってしまいました。
ステロイドを打っていたから、この程度で済んだのかもしれないです。
蜂に刺されたときと同じように、二度目は生死に直結しかねず、もう他に選択肢がないという時にしか使うのは避けた方がいいと。


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本当なら来週もアスパラを投与予定でした。
即効性のあるこの薬、いざというときの頼りだったのに、5回目でアナフィラキシーが起こってしまったのは、本当に悔しい。
道がひとつ絶たれました・・・。

あ、でもこなつすごいんですよ。
こんな最中でも、食欲アリアリなんです。

アナフィラキシーを起こす前にお弁当ももちろんペロリと食べたし、当然吐くなんてもったいない事はしないし、病院で様子見している間もオヤツオヤツ!だし。

家に帰ってから、妙に落ち着かない様子で、いつもののんびりした動きを1.3倍くらいの早回しで見ているようなちょこまかした動きで心配でしたが、夕飯はしっかり完食です。

もちろん今日も食欲ばっちり。


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今日は祝日で一緒にいられて良かったあ。
朝、レリゴー3匹のお世話にいっている間は、会社に行ったとでも思ったのか、いつもの平日みたいに二度寝していてくれました。
お世話からそ~っと帰ってみると、気づかず寝てる(^w^)
そんでもって、起きて気づいたときの顔がかわいいんですよ~♪

そして、昨日打ったアスパラさん、カイカイは起こしてくれたものの、仕事はしてくれて、コリコリ少し小さくなった感じです。
でも自分の過去記事を読むと、アスパラの翌日には米粒大になったー!とか書いていて、それと比べると効きが悪い・・・と、重くなっていたんです。
その気持ちで、仕事から帰ってきたケンヤちゃんに触ってみた?と触ってもらったら、「すごい小さくなってる!!」と驚いたんです。
その驚く姿に、嬉しくて泣けてきました。


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大丈夫。
こなつはまだまだ頑張れる。
まだまだ一緒にいられる。

明日にはもっと小さくなってくれるはず。


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