時間をかけての更新になってしまってますが、とうとうこてつ最後の日の事です。
書きたい思いはたくさんあるけど、なかなかまとまりません。
-1月21日-の記事にいただいた、みゅうぽんままさんとasanoさんのコメントを読んで、号泣してしまいました。
あの蛍の歌詞は、わたしからこてこなへの気持ちだったけど、こてつも同じように思ってくれて、こてつからのプレゼントだとしたら、なんて幸せなんだろう。
幸せで涙が出ました。
みゅうぽんままさん、asanoさん、気づかせてくれてありがとうございます。
そして1月22日、水曜日の事です。
こてつはケンヤちゃんの足元で寝ていたそうで、ケンヤが向きを変えて寄り添って寝ていたらしい。
まだ暗い4時頃、トイレでオシッコをしたそうです。
こてつは最後までおもらしする事はなかったなぁ。
朝が来て、こてつおはよう、と声をかけるけど、お目目だけが動きます。
ずっとそばについていて、撫でながら話しかけて、なんだか離れられなくて、とうとう7時、会社に行くなら超特急で支度をしないとまずい時間が来てしまいました。

このチョークは、昔からの大好きな友人(犬)たちからのプレゼントです。
革職人miuちん作で『friends of us』の刻印と、内側にはこてこなの友の名前が刻まれて想いのこめられた、世界にひとつだけの宝物です。
こてつの入院中に届いて、見た瞬間号泣しちゃいました。
その後こてつは退院してきたけれど、首のドレーンの為に包帯巻き巻きだったから、これが外れてからと思って、まだこてつには一度もつけていませんでした。

でも、この朝、今つけないとという思いに急かされたのです。
横たわるこてつの頭をちょっとだけ持ち上げて、つけてみました。

うん、こてつ、よく似合うよ。
するとケンヤちゃんが「いいなー、こてつ、写真撮ってもらい」と言うので、急に我慢していた涙がこみあげてきてしまいました。
こてつには笑顔を見せようと思っていたのにな。
多分、わかっていました。
こてつはもう行くのかもしれないと心のどこかで思っていたんです。
それでもこてつに「待っててね」と言いました。
何度もキスをしたけど、こてつはちょっと顔をあげてくれたものの、今までのしつこいほどのチューはありませんでした。
もう口を開けるのもしんどかったんだと思います。
別れ際に「こてつ、大好きだよ。分かってるよね」と言ってから家を出ました。
乗ろうと思っていた電車に乗りそびれて、もしかしたら会社に行かない方がいいという事だったのかもしれないけど、胸騒ぎをかかえながら会社に向かったのです。
この日はホームドクターのところで点滴を受けさせる為に、ケンヤちゃんが朝連れていく事になっていました。
わたしはもしこの日病院に連れていかないなら、休んでこてつと一緒に家で過ごしたいと思っていたけれど、ケンヤちゃんはまったく諦めていなかったのです。
10時前にメールが入って、体重4.25キロ、血糖値の数値は下がって160、正常値より高めくらいという連絡。
それと「時々頭をもたげて家より少しは調子は良さそうです」と書かれているとおり、顔をあげて目をあけて点滴を受けているこてつの写真。
血液検査を待っている間、ケンヤが出した水も飲んだと言います。

これがその時送られてきた写真。
長年こてこなのブロマイドPHOTO撮りにこだわって、カメラもこだわって、うんざりされるほどモデルをしてもらってきたけれど、最後はケンヤちゃんのスマホ撮りかぁ。
でもこのメールと写真をもらって安心したんです。
うん、しっかり顔をあげて、こてつは大丈夫、って。
でも、11時過ぎ、ケンヤちゃんから携帯に電話が。
ビタミンCはしないとメールに書いてあったけど、その変更の連絡かなと思いながら受けたら、「こてつが亡くなった」という涙声。
一瞬呆然として、次に湧きあがったのは怒りでした。
だから病院に連れていきたくなかったのに!
でもすぐに反省しました。
ケンヤちゃんはこてつの回復を諦めなかったから、今日も休んで病院にこてつに付き添っていてくれた。
こてつはひとりじゃなく、ケンヤと一緒に安心して逝けたんだよね。
というか、ケンヤとふたりきりの時を選んだんだと思うのです。
きっとその場にいたら、わたしはパニックになって、家でも病院でも泣き喚いたと思うから。
わたしに心配かけないように、こなつをびっくりさせないように、最後まで兄貴としての威厳をたもつ為に。
ママ大好きなこてつだったから、やさしさと強さを最後にも見せてくれたんですよね。
こてつの最後の瞬間は、写真のとおり病院で点滴を受けている時。
第二診察室を開けてもらって、そこにこてつとケンヤちゃんはいたそうです。
ケンヤちゃんは付き添いながら高濃度ビタミンCについて調布の病院に電話したり、高カロリー点滴についてネットで調べた病院に問合せしようと、どこまでも諦めていなかった、その矢先。
こてつが顔をもたげたから水?と差し出したけど飲まず、ケンヤちゃんから顔を背けてウグッウグッウグッと3回えづき、おかしいと顔をのぞきこんだその時には、もう口をあけていて舌は真っ白。
急いで先生を呼んで、蘇生措置をしてもらったけど、こてつは二度と戻ってこなかったそうです。
そうだよね。
こてつが行くって決めたんだもん。
一度決めたら後戻りはしないのが男だもんね。
苦しまなかったと聞いただけで、本当にホッとしました。
もちろん、こてつは見せなかっただけで、じっと痛みや苦しさと闘っていたのかもしれません。
でもその日までトイレにも行き、水も飲み、呼吸も穏やかなこてつの静かな旅立ちは、少しだけ気持ちを落ち着けさせてくれました。
・・・すみません、長くなっちゃったので、もうちょっとだけ続けさせてください。
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